知識

ご葬儀などで気を付けたいNGマナー

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 急な訃報に慌てて駆け付け、ご遺族にお会いするにしてもマナーには気をつけたいですね。
大阪などの都会で、お通夜や葬儀に参列した場合に、言葉や服装、しぐさで失敗しないためのマナーをご紹介します。

葬儀以外でのマナー

通夜ぶるまい・精進落とし・お斎

長居、飲み過ぎはNG!

 お通夜のあとに食事を振る舞われる「通夜ぶるまい」、忌明け法要後の「精進落とし」、その他法要後の「お斎」などでは、参列された方々を酒食でもてなします。参列者へのお礼やお清めの意味と、故人の供養のために行われます。喪家に勧められたら、故人の為にも遠慮せず、たとえ一口でも箸を付けるようにするのが、礼儀とされています。ただ、あまり長居はせずに、時期を見計らって退席するのがマナーと云うものです。また、お酒に関しても、宴会の席ではないのですから、飲み過ぎたり大声を出して羽目を外すことなどは謹んでください。

席には上座、下座があります

 通夜ぶるまい、精進落とし、お斎は、喪主がお世話になった方たちをもてなす席ですので、僧侶が最上座、世話役、会社関係者、友人・知人、親戚の順に座って、遺族や喪主は入口付近の末席に座りましょう。参列した場合に、喪主から席を指示されればそれに従ってください。

乾杯ではなく、献杯!

 故人を偲んで杯を掲げる時は、「乾杯」ではなく「献杯」と云い、精進落としや法事のお斎の初めに行われます。
【献杯の作法】
① 故人の位牌の前にお酒を入れた杯が供えられ、出席者にも杯とお酒が配られます。
② 喪主の挨拶後、親族か故人と親しかった友人が挨拶として、故人の思い出などを語り、最後に「献杯」と落ち着いた声で述べて、杯を軽く上げます。
③ 出席者も全員で「献杯」と唱和し同様に杯を上げます。
※この時、杯を高く揚げたり、近くの人と杯を合わせたりするのはタブーですし、口を付けた後に拍手をすることもありません。ただ、献杯の作法は宗教や大阪以外の地方によっては異なるので、注意が必要です。

自宅に戻った時のお清めの作法

 浄土真宗以外では、葬儀に参列後、家に入る前にはお清めの儀式を行います。
【お清めの作法」
① 家にいる家族に手に水をかけてもらいます。
② 胸、背中、足元に塩を振りかけてもらって、体を清めます。
※玄関の前に塩をまいてもらって、踏んで清める方法もあります。
※一人で行う場合は、葬儀に向かう前に水と塩を玄関の外に用意しておき、帰宅した時に自分で清める必要があります。最近では、大阪の葬儀社でも清めの塩を用意してくれているでしょうから、それを活用してください。

葬儀参列でのマナー

葬儀の服装・持ち物

喪主や遺族の礼装

 大阪でも以前は遺族や親族などの喪家側は、弔辞では正式礼装を着用するのが基本でしたが、近年は男性の場合、略礼装のブラックスーツで臨むのが一般的です。女性の場合も、通夜には正式洋礼装、葬儀・告別式は正式和礼装を着用が基本でしたが、葬儀・告別式も洋装にする方が多くなってきました。

【男性の服装】
・胸元はシンプル。シャツは白無地。ネクタイは黒無地。
・シングル又はダブルのブラックスーツ。
・派手なアクセサリーや時計は付けない。カフスボタンを付けるなら黒石。ネクタイピンは付けない。
・裾はシングルの方が良い。靴下は黒無地。靴は光沢の無いシンプルなもの。

【女性 洋装】
・髪はスッキリとまとめ、髪飾りは避けるようにしましょう。つける場合は、つやの無い黒のリボンか、バレッタを選んでください。
・正式礼装の場合は、結婚指輪以外のアクセサリーも控えましょう。
・化粧はシンプルに、マニキュアもNGです。
・上着は長袖、スカート丈も長めで、正座した時に膝が隠れるように、また、黒のストッキングで、柄入りやラメ入り、タイツも好ましくありません。
・靴やバッグは黒の布製が正式ですが、光沢の無い革製で金属や飾りのないものなら構わないでしょう。靴はオーソドックスなデザインのパンプスで、ヒール高さは3~5㎝程度を目安にしてください。

【女性 和装】
・アクセサリーは結婚指輪以外、つけないようにして、時計も外してバッグに入れておきましょう。バッグや草履は布製が正式です。
・季節に合った素材のものを着ます。冬は羽二重か一越縮緬(ひとこしちりめん)、夏は駒絽(こまろ)か、平絽(ひらろ)のものが良いでしょう。
・半襟、足袋、じゅばんは白。それ以外は帯、帯締め、帯揚げ、草履、バッグなどの小物は黒で統一しましょう。帯は袋帯で地紋はあっても良いでしょう。
※家紋は実家の女紋か、婚家の家紋を入れます。レンタル利用の場合は、家紋を必ず確認しましょう。

参列者の服装

 大阪でも参列者の場合、通夜では礼装を着ない方が良いとされて来ましたが、葬儀や告別式の代わりに通夜に出席される方は、略礼装を着ることが増えています。男性は、ブラックスーツやダークスーツ、勤務先から駆け付ける場合は、ネクタイと靴下を黒に替えれば構いません。女性は、洋装なら黒や地味な色のアンサンブル、スーツやワンピースなど、和装は地味な色無地に黒帯です。葬儀・告別式に参列する場合は、男女とも洋装の準礼装を着用するのが一般的になって来ています。
【女性のアクセサリーについて】
アクセサリーは涙を連想すると云うことで、白のパールが基本です。一連のネックレス、又は一粒タイプのイヤリングのどちらかを選びましょう。黒のパール、ブラックオニキス、黒珊瑚でもOKですが、ピンクのパールやダイヤなどの華美なものは避けましょう。二連ネックレスは「不幸が重なる」と云う意味から、厳禁となっています。また、パンプスは正式礼装と同じく、黒系のものを選び、ストッキングも黒色ですが、通夜に参列する時は肌色でも構いません。

子供の礼装

 大阪でも子供の場合は、年齢、男女問わず、学校の制服が正式な礼服となります。大学生、または成人の場合は、男性ならブラックスーツ、女性なら黒のアンサンブルやスーツ、ワンピースを着用しましょう。制服が無い場合は、白シャツやブラウスに黒か紺、グレーなど地味な色のズボンやスカート、ベストやブレザーを合わせましょう。
【子供の服装の注意点】
① 上着のボタンは金や銀色の場合は着け替えて、地味な色のボタンにしましょう。
② シャツのボタンは上までしっかりとめて、ネクタイは無くても構いません。キャラクター付きの洋服は避けましょう。
③ 長い髪の場合は、三つ編みなどにしてスッキリとまとめ、髪飾りは着けないようにしましょう。
④ ソックスは白か黒色で、フリルが目立つものは避けましょう。靴は黒色で留め金は付いていても構わないでしょう。

小物について

【ふくさ】
不祝儀用のふくさの色は紫、緑、藍、グレーなどです。略式のポケットふくさもあります。
【手袋】
黒で布製のものを使い、焼香をする時は外すのがマナーです。
【ハンカチ】
白の無地、又は黒のフォーマルを使い、色物はNGです。
【傘】
黒、紺、グレーなど地味な色のものを使用しましょう。
【香り、音にも注意】
持ち物だけでなく、香りにも気を配り、香水はお香の焚かれる通夜や葬儀ではふさわしくありません。また、音に対しても注意が必要です。時計や携帯電話のアラームや着信音は、式場に入場する前に鳴らないよう設定しておきましょう。読経中に着信音が鳴るのは、葬儀の雰囲気を台無しにして、喪家に対して大変失礼な行為となるだけでなく、あなたの品格を落とすことになるので、十分注意が必要です。

受付での対応

 会場には早めに着くようにして、開始10分前までには受付を済ませましょう。記帳や香典を渡す順序は、受付の状況によって変えても差し支えありません。
【香典を渡す】
受付でお悔やみを述べて一礼し、ふくさから香典を取り出し、表書きが相手に読める向きにして、両手で香典を差し出します。

【芳名帳に記入】
芳名帳に住所・氏名を記帳し、黙礼します。尚、通夜で香典を既に渡している場合は、記帳だけで構いません。
※受付が無い場合は、遺族にお悔やみの言葉を述べて、香典を手渡すか、焼香の時に祭壇に供えてください。

通夜・葬式に参列する場合

 通夜や葬式には定刻より少し早めに着くようにして、遅れることのないようにしましょう。また、やむを得ず途中で帰る場合は、出来るだけ末席に座り、焼香を終えたら静かに退席しましょう。式場で大声での会話や世間話は控え、小声で話すようにして、知人との挨拶も黙礼程度に済ませる方がよいでしょう。
遺族へのお悔やみの言葉は短い言葉で構いません。小さく低めの声で控え目に「この度は御愁傷様でございます」「この度は突然のことで」と述べれば十分に気持ちは伝わります。挨拶を終えた後は必ずお辞儀をしましょう。お悔やみの言葉が上手く述べられない場合は、黙礼だけでも差し支えありません。

法要でのマナー

法要に参列する時

 大阪でも法要に招かれた場合は、病気などのやむを得ない事情が無い限りは、出来るだけ出席しましょう。反対に、いくら親しい間柄でも、招かれていない場合はこちらから出席を申し出るのは避けましょう。仏式の法要は寺院や自宅、斎場で行われますが、当日は開始20分くらい前には到着するようにしましょう。施主に挨拶をして「どうぞご仏前にお供えください」と云って、供物料や供物を差し出します。法要に招かれたら、供物又は供物料、もしくは両方を持参しますが、近年は供物料を包むケースが多くなって来ています。供物料は故人との関係や法要の規模にもよりますが、5,000円~20,000円が相場で、10,000円を包む方が多いようです。

【不祝儀袋の表書き】

仏式

黒白か双銀の水引で表書きは「御仏前」、「御供物料」、「ご香料」

神式

黒白か双銀、双白の水引で表書きは「御玉串料」、「御霊前」

キリスト教式

現金は基本包まないが、食事のもてなしを受ける場合は「御花料」として現金を包みます

法要の流れ

 大阪でも法要では僧侶の読経、焼香の後、墓参りを行いますが、お墓が離れた場所にある場合は、身内だけで墓参りを行います。法要後は、「お斎」と呼ばれる会食の席が設けられます。僧侶、友人、親戚の席次で座りますが、施主の指示があれば、それに従ってください。施主の挨拶後は、食事をしながら故人の思い出などを語り合って、故人を偲んでください。
【一周忌法要までの服装】
略礼服を着用し、男性はブラックスーツ、女性はブラックフォーマルで、和装の場合は、地味な色無地に黒帯を締めてください。

【三回忌法要以降の服装】
地味な平服で構わず、男性はダークスーツに地味色のネクタイ、女性は地味な色無地のスーツやワンピース、アンサンブルを選んでください。

案内状への返事

 法要の案内状が届いたら、出来るだけ早く出欠の返事を出すのが礼儀に適っています。返信用はがきを出した上で、電話で通知のお礼を述べると丁寧ですね。やむを得ない事情で欠席する場合は、返信はがきのお詫びの一文を添えるか、電話で改めてお詫びをすればよいでしょう。その上で、法要当日より前に届くよう、供物料か供物を手配して、出席出来ない理由やお詫びを書いた手紙を添えて送ればよいでしょう。
【出席する場合の例文】
この度はご愁傷さまでございます。ご主人にはご存命中、親しくお付き合いいただきました。心よりご冥福をお祈り申し上げます。

【欠席の場合の例文】
○○様の一周忌のご法要にお招きいただきまして、恐れ入ります。ご法要にはぜひともお参りさせていただくつもりでおりましたが、あいにく○○の予定が入ってしまいました。誠に申し訳ございませんが、欠礼させていただきたく、お詫び申し上げます。些細ではございますが、同封のものでお花などをご仏前にお供えください。取り急ぎ、書面にて不参のお詫びを申し上げます。

いかがでしたか、
いろいろと気が回らないこともあるかもしれませんが、大事な人を失くされた遺族の気持ちに寄り添った振る舞いを第一に考えることが、大阪でも葬儀のマナーに適うことだと思います。
是非、参考にしてみてください。

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