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終活を考え始めたら、こちらへ!

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 このブログを目にされたあなた、終活について考え始めたあなたは、もうそれなりの人生を過ごされた方と思われます。2007年公開の「最高の人生の見つけ方」と云う映画を知っていますか。大金持ちと自動車修理工の二人が同じガン病棟の1室で、余命宣言されて作ったのが“棺桶リスト”。死ぬまでにやりたいことを書いて、そのリストを持って、生涯最後の冒険旅行に出かけ、実現出来たらチェックを入れて行くというものでした。スカイダイビング、ピラミッド見物、スーパーカーでレース、次々とチェックを入れて行き、さあ、最後にチェックを入れるのは何でしょうか? あなたも終活に際して、一度考えてみてはいかがですか。

コンテンツ

自分の人生を考える終活

 昨今、「終活」と云うワードを耳にするようになりました。ここで云われる「終活」とは「自分の終焉をしっかり見つめて、今をより良く、自分らしく生きるための活動」を指します。
「終活」は大きく分けて、3つの活動に分けられると思います。

終活① 自分のエンディングを考える

  • お葬式の形を決める
  • 信頼できる葬儀社を選ぶ
  • 終末医療の希望を残しておく  など

終活② ものを引き継ぐ

  • 財産を残す
  • 形見を渡す
  • 持ち物を整理する  など

終活③ 想いを引き継ぐ

  • 自分の想いを整理する
  • 大切な人に想いを伝える  など

◎「終活」に絶対的なルールはありません。人それぞれで、百人百通りの終活があって当然です、このブログがヒントにはなっても、これが正解と云うものはないのです。「いつまでにこれをしなければならない」なんてルールもないので、「思い立ったが吉日」と云った感じで、ゆっくり少しずつ、「終活」を始めてみませんか?

あなたの人生の棚卸し

 人生の棚卸しと云うと大変な作業のように思えますが、自分がどのような人生を送ってきたかを振り返ることは大事なことではないですか。「終活」がこれからの先の不安をなくして、今をより良く生きることなら、この人生の棚卸しは「今の自分がどういう過程で出来たのか」を振り返って、これからの時間を豊かにするための最初のステップになるはずです。でも、何から始めて良いのか、戸惑っているあなたのために、人生の棚卸しの表をご紹介しましょう。

1-プロフィール

私のプロフィール

名前

 

名前の由来は?

生年月日

 

血液型

 

生まれた場所

 

父の名前

 

父母の思い出は?

父の生年月日

 

母の名前

 

母の生年月日

 

子どもの名前

 

名前の由来は?

子どもの生年月日

 

好きな言葉

 

趣味

 

2-エピソード

私の歴史

 

エピソード

ありがとうの出来事

お世話になった方

0~6歳

小学校に上がるまでのこと、いつも見守ってくれたお父さん、お母さん、近所の方々など・・・、じっくり思い出してみてください。

 

 

 

6~12歳

小学校の頃。給食はどうでしたか?好きな先生を覚えていますか?友達と遊んだあの頃のこと、しみじみと思い出してみましょう。

 

 

 

 このように、小・中・高校・大学などの学生時代、そして20代、30代、40代・・・、大人になってからは10年単位程度で、・エピソード、・ありがとうの出来事、・お世話になった方、などを書いてみましょう。書けない、思い出せない処は飛ばしてもいいですよ。「あっ!そうだ」と思い出したら、また戻って楽しみながらゆっくりと書きましょう。

3-エピソードの感想

 #2で書いてみたエピソードを今振り返って、思ったことを書いてみましょう。皆さんが思い、考えたことは100人、100通りです。今なぜ自分は指先が器用なのか、字が上手なのか・・・など。今の自分は「どんな出来事があったから」こうなったなど、いろいろな話題が出てくるかもしれませんよ。そうすれば、その時に関わった方や、傍にいた友達や先生、ご両親や会社の方などいろんな方に感謝が生まれることでしょう。そんな素直な喜びや感謝、そして悲しみもあなたにとっては大切な思い出なのです。あなただけの人生、思い出の一ページだからこそ、ゆっくりと綴ってゆけばいいですよね。

 この人生の棚卸しをじっくり行えば、エンディングノート自分史を書いたりする基になりますし、きっと中身の濃い内容になるでしょう。今まで歩んできたあなたの人生、時間を追って、書き綴る必要はないのです。思いついたその時に書き留め、体験した事柄、出会った人々、感じたこと、それが今の自分にどんな影響を与えたのかなど、色々と考え巡らして書き綴ることで、あなただけの物語になって行くのです。それがこれからの「あなたらしく」輝く人生を過ごすことに繋がって行きます。

エンディングノート

 「エンディングノート」は、万一の時に備えていろんな項目に対して、あらかじめ元気なうちに、残される家族のために書き留めておくものです。様式や書き方に特別決まったものはありませんが、1冊1,000円台で売られていますし、ネットでフリーダウンロード出来るものもあるようです。中身は、家族に伝えておきたいことが中心になって、自由に書き込めるようになっています。

主な項目

① 病気になった時の介護や治療の進め方の希望など。
② 葬儀や埋葬、供養の仕方の希望など。
③ 財産(不動産、住居、預貯金、株式など)の内訳、年金・健康保険・生命保険・損害/障害保険などの証書類・印鑑の所在について、税金・ローン・クレジットカード・会員権について、その他車やペット、形見分けの指示、寄付の意思など。
④ 自分史や思い出
⑤ 家系図、家族親戚のリスト、友人知人のリスト、関係会社・団体のリストなど。
⑥ お世話になった各人への感謝のメッセージなど。

「エンディングノート」には遺言書のような法的拘束力はありませんが、残されたご家族が後で悩まないように、上記のような記録を残しておくのも、良い方法ではないでしょうか。生前から納得できる「お別れ」を自分でデザインしておくことの一つとして、「エンディングノート作り」が今、話題になっていることは皆様もご存知でしょう。

お勧め市販のエンディングノート

 終活カウンセラー協会で紹介されていました、おススメの「エンディングノート」をご紹介します。www.shukatusodan.com/

① 「もしもの時に役立つノート」
“情報を記録するノート」と紹介されているだけに、残された方が困らないように、必要事項を漏らさずコンパクトにまとめられています。パソコンに残している情報もCDやDVDに書き込んで残せるよう、ディスクケースが付属しているのもありがたいですね。文房具メーカーの「KOKUYO」の出版なので、文房具店でも購入でき、筆記性や保存にも優れた帳簿用の用紙が使われています。
【ポイント】
銀行口座、医療介護からペットまで、9個のカテゴリが設けられ、これ1冊あれば書けないものはないほど豊富な内容のノートです。

② 「自分を大切にするための小さなエンディングノート」
“感情を引き出すノート”と紹介され、「今までのあなたはどうだった、これからのあなたはどうありたいの?」と云った風に、このノートはあなたの想いを優しく引き出してくれます。可愛らしくて、癒される絵と文章で女性向きのようです。書き進めるにつれ、あなたの想いの整理と一緒に、「人生の棚卸し」が出来るノートになっています。
【ポイント】
38ページの「余命が1年とわかったら」は、終わりにあたって、じっくり自分を見据え、残された人生を豊かに、大切に過ごすきっかけとなるページです。

③ 「明日のためのマイエンディングノート」
“書き込みやすいノート”と云われるだけに、行間は広めで、「書く」ことを第一に考えた作りになっています。まず表紙の青色からして、全体的に落ち着いて冷静に書いて行けそうな雰囲気のノートになっています。
【ポイント】
デジタル派、アナログ派のどちらにも対応できるよう、付属のCDにノート内の書き込みページが全部収録されています。自筆でノートに残すのはもちろん、パソコンでデータとして記録に残せますし、印刷して下書き練習もできるなど便利になっています。

④ 「老前整理実践ノート」
“母に買ってあげたくなるノート”と紹介されていて、エンディングノートの範疇ではないかもしれませんが、整理整頓に着目して、自分史年表がスムーズに書けるようになっています。物を片付けることが心の豊かさにつながることだと、わかりやすく掲載されています。
【ポイント】
「何から手を付けようか」と迷っている方、「片付けが苦手」、「物を捨てられない」と云った方でも、「やってみよう!」と云う気持ちになるよう、ビフォーアフターの写真や片付け方のイラストが豊富なので、整理整頓が取り組みやすくなっています。

残された家族のための終活

生前整理をやっておきましょう

生前整理のメリット

① 遺された家族が行う “面倒な(遺族間のトラブルなど)”遺品整理の負担が軽くなります。
② 財産や貴重品をまとめることで、どこに何があるかを把握できます。
③ 長年しまい込んでいた物をあらためて確認することで、様々な思い出が蘇ってきます。
④ 不要なものを断捨離することで、部屋がすっきりして暮らし易く明るい気持ちになります。

生前整理のやり方

① 財産リストの作成
財産目録とも呼ばれ、家族間トラブルや相続にかかる税金が必要かどうか、分かりやすくなります。記載する財産は、土地や預貯金、家財道具などになります。重要書類と共に所在を明らかにすることで、家族の探す手間が省けます。尚、借金も相続の対象になることを忘れないでください。

② 段ボール箱やごみ袋を用意しましょう
整理するにあたって、残す物や捨てる物がたくさん出るので、それらを区分け・一時収納する箱が無いと、「ちょっとの間だ」と放置しておくと、整理のつもりが余計に散らかっているようになるので、収納する段ボール箱や捨てるための袋などは多めに用意しておきましょう。

生前整理のコツ
・張り切り過ぎて、全部終わらせようと思いがちですが、長年使った物や思い出の品は、なかなか整理できないものです。
・今日は財産まとめ、明日は写真整理、次は文房具の片付けというふうに、「小さいものから少しずつ」、負担にならない程度で始めましょう。
・大きな家具や家財をまとめて処分する場合は、家族やプロの業者を頼んで作業負担を軽減しましょう。

大阪の生前整理の料金相場

間取り

料金目安

 1K

34,895円~

1DK

55,631円~

1LDK

79,328円~

2DK

106,492円~

2LDK

131,275円~

3DK

160,588円~

3LDK

181,932円~

4LDK

223,422円~

※処分する家財量やお部屋の状況によって、上記の金額は変動します。

相続で揉めないための遺言のすすめ

 遺された家族が相続で揉めないために、遺言書作成が特に必要な方を挙げてみました。

① 子どもがいない夫婦の場合

 子どもがいない夫婦の片方が亡くなった場合、法定相続分では配偶者が4分の3、兄弟姉妹が4分の1となっています。兄弟のうちで亡くなった方がいる場合は、甥や姪が代襲相続人となり、相続話が問題になりがちです。こんな時、しっかりと遺言を書いておけば、問題を回避することが可能となります。尚。夫婦別々に相互遺言を作る方が良いでしょう。

② 兄弟仲が悪い場合

 相続が発生した場合にスムーズに遺産分割協議が出来ず、益々兄弟仲が悪くなることも多々あります。遺言を残すことで、遺産分割協議での揉め事が緩和されるでしょう。出来れば、遺言書の中に、なぜこのような内容にしたのか、今後兄弟仲良くしてほしいなどと、付け加えておくと良いでしょう。

③ 行方不明の推定相続人がいる場合

 所在不明で長く音信普通の相続人がいると、遺産分割協議が出来ず、場合によっては遺産の預貯金が一切引き出せなくなります。遺言書があれば遺産分割協議の必要はなく、遺言執行者(相続代理人)によって預貯金の引き出しも円滑に進みます。

④ 農業や個人事業主の方の場合

 農地や工場と云った事業用資産は後継者に相続させなければ、事業が継続できなくなるので注意が必要です。遺言を書くことで、後継者には事業用資産を相続させ、他の相続人には現金などで振り分けるなどの工夫が可能になります。なお、事業に貢献した後継者にはその寄与分を考慮した相続割合にするなどの配慮も出来ますし、また反対に、事業用負債を後継者に負担させることを遺言に明記することも可能となります。

⑤ 内縁の妻がいる場合

 事情があって婚姻届けは出されていないが、何年も同居している事実上の妻であっても内縁の妻では、相続権はありません。遺言を残すことによって、より多くの財産を譲ることが出来るようになります。

⑥ 先妻の子と後妻がいる場合

 互いが同居していなかったり、仲が悪い場合などがよくあるので、しっかりと遺言を定めることで、遺産分割協議の必要がなくなり、残された妻に現住居を相続させたり、特定の子どもにより多くの遺産を相続させることなども可能になります。

⑦ 身体障害者の子どもがいる場合

 遺言が無いと、健常者も身体障害者も子どもとして、同じ相続分となってしまいます。遺言を書くことによって、障害のある子どもにより多くの遺産を相続させることも出来、未成年後見人を指定しておくことも出来ます。

⑧ 介護で世話になった息子の妻がいる場合

 何年も同居の息子の妻に介護をしてもらっていても、息子の妻には相続権はありません。でも、遺言を書くことによって、世話になった息子の妻に、現金や株式と云った形に残るもので、感謝の気持ちとして「遺贈」すると云うのはどうでしょうか。

⑨ 孫にも残したい場合

 遺言に教育資金として、預貯金を「遺贈」すると云うのはいかがですか。

⑩ 相続人が一切いない場合

 相続人も特別縁故者もいない場合は、遺産は国のものとなってしまいます。
※特別縁故者とは故人と婚姻関係は無いが、長年連れ添って最後まで面倒を見た人や、老人ホームなどの施設が、一定期間内に家庭裁判所に申し立てて、認められた者です。
 遺言があれば、生前お世話になった方や、介護が必要になった時に世話して頂くことを前提に遺産を「遺贈」すると云ったことも出来ます。また、市区町村や公的福祉団体に現金や更地にした土地を寄付すると云った遺言もありですよね!

いかがでしたか、
「終活」を進めることで、あらためて自分を知り、今をより良く生き、さらに新しい行動を起こすきっかけとなるかもしれませんよ。
ぜひ、参考にしてみてください。

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